来た!見た!勝った!
ニュースのハイライトなどでご存知の人も多いでしょうから、ニュースに出ないところを中心に。
■スタメン、フォーメーション
・イタリアは一対一最強のセンターバック、カンナバーロがケガ。
・オランダは一対一最強のウイング、ロッベンがケガ。
・すなわちお互いに最強の盾と矛なし!
・イタリアは、リッピから続く4-3-3。オランダ風。
・中盤の3はミラントリオ。前線は、中央トニ、左ディ・ナターレ、右カモラネージ。
・オランダは、4-2-3-1。3は、左からスナイデル、ファン・デル・ファールト、カイト。トップはファン見捨てるBOY。
■試合展開
・スナイデルとジオ(ファン・ブロンクホルスト)はピンコ立ち(絶好調)。ファン・デル・ファールトも。
・オランダ1点目は完全にオフサイド。イタリアは不運。
※追記 パヌッチがピッチの外で倒れていたからオフサイドでは無かったようです。そういえば倒れていましたね。
・でも完全にオランダの流れだったので、風向きの上ではもうしょうがないと思う。
・この後ぐらい?でマテラッツィがケガ?で下がる。イタリアはこれで金銀なし。
・オランダ2点目は、多分ニュースではスナイデルのシュートしかやらないが、すごいのはジオ。
・ジオは、コーナーキックをゴールマウス内でクリアーしてからオーバーラップし、最終的に敵陣奥から逆サイドのカイトへクロスを上げている。ピッチの端から端まで走ってる。すばらしい。
・2点とられて前半終了。後半はイタリアが本気で攻め込む面白い展開。
・デルピエロ、カッサーノも入って、さすがに後半はイタリアペース。(この時間帯に1点取れなかったのが痛い)
・オランダ3点目は、前がかりのイタリアへのカウンターからまたもやカイト→ジオ。
・イタリアは、1点を取られるリスクを犯して1点を取りに行ったので、その賭けに負けたのは仕方ない。
・オランダ最後はファン・ペルシー。さらにアフェライまで入れる余裕っぷり。
■感想
・オランダは大変すばらしかった。ピンコ立ち選手が多かったよ。
・特に、4-2-3-1の3に、スナイデル、ファン・デル・ファールト、カイトが並んでいたのが大きい。
・3人共、守備が出来て、運動量も豊富。前線からプレスがよくかかっていた。
・オランダの伝統的には両翼にロッベン、ペルシのような純粋なウイング入れるのがスタンダードだけど、守備との兼ね合いを考えると、この3枚は非常にバランスがいい。
・苦肉の策での布陣かも知れませんが、十分利に適ってました。右がペルシでなくカイトだったのも守備とのバランスのためだと思います。
・逆にウイングは、勝ってるときのボールキープ、負けてる時の現状打開用の決戦兵器として取っておく方がいいと思えるな。
・オランダの2ボランチはちょっと物足りなかったが、守備の役割に徹するということなんでしょう。
・サッカー界のマコーレー・カルキンこと、ファン・デル・サールもバキバキのピンコ立ちでした。ピルロのFKセーブはお見事。
・ちなみに「ブッフォンが3点とられた?」と思うかも知れないが、ブッフォン自身のミスはほぼ無い。ただこれはもうどうしようもない。
・イタリアは、オランダとは逆に前線の3人の連携がイマイチでしたね。デルピエロはもっと早く入れて良かったのでは。
・ルカ・トニは、結婚詐欺師みたいですばらしいですね。バラの花束を常に持っていて欲しい。正真正銘の伊達男、金持ちでなく、そう見せようとしているやり手の結婚詐欺師だと思う(褒めています)。
・イタリアは、ピッポを連れて来なかったことを後悔するがいい。
(4-3-3だと使いにくいんでしょうが)
以上です、編集長。
個人的にはグループCでは、オランダ、フランスに抜けて欲しいので、このオランダの出来は満足。
イタリアはカンナバーロなんかもいないので悪いけど、このぐらいのサッカーしか見せてくれないなら予選敗退もやむなしではないでしょうか。
交代策も何ら打開になってないし、2006W杯監督のリッピは偉大だったんだと改めて痛感しました。
でも間違いなく今のところのベストゲームでしょう。
多分フランスvsイタリアはこんな感じにはならないでしょうし。
あと昨日のグループBでは、クロアチア、ドイツ勝利。
今大会ではクロアチアを応援するつもりなので素直にうれしい。
あと、分かってたけどドイツはやっぱ来るね(全く応援しないけど)。
組み合わせにも恵まれてるし、かなり上まで来るでしょう。それでこそドイツ。
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