初めて誰かのブログをのぞいたとき、自分も良く知ってる作品についての記事を見て、どのような考えを持っているのか推し量ることってありますよね。その意味では、ここに並べた記事は私のよい自己紹介になるかと思います。
初めての方は好きな(知っている)作品の記事、または、記事タイトルの後ろに表示されている、はてなブックマーク数の多いものなどから読んでみてはいかがでしょうか。
『機動戦士ガンダム』
ニュータイプほどステキな戦争の道具はない <機動戦士ガンダムでのお約束と言い訳>
ガンダムにとって「ニュータイプ」とは何でしょう?私の答えは「戦争の道具」です。
という、ガンダム、富野アニメへの基本スタンスが分かる自己紹介代わりの記事。
これを読んでいただけると、このブログの富野アニメ記事が大変分かりやすくなると思うのですが、ただひとつの問題は、自己紹介が長いこと。
ちなみに、囚人021さんの記事でご指名をいただいて、twitterで話したニュータイプ話のベースはこの記事になっています。( Togetter - 「富野アニメの不思議力は、いつも思うに任せない」
母から旅立つためのG戦場シェルタードア <『機動戦士ガンダム』にみるロボットアニメ第一話の始め方>
ロボットアニメという虚構性の高いフィクションでは、ただロボットが存在しているだけでは、ロボットアニメとして成立しません。
『機動戦士ガンダム』第一話を改めて見直しながら、難しいロボットアニメ第一話の三要素を考えていこう、という記事。
「ロボットチャンバラ」としてのガンダム<ビームサーベル戦闘論>
「ビームサーベル」という武器から導き出されるガンダムの戦闘スタイルとは。
「ライトセイバー」の『スターウォーズ』との違いは?
ガンダム0083とガンダム0079の比較
ララァの死を境に入れ替わるアムロとシャア。そして2人の間に入るセイラ。
0083でのコウとガトー。そして2人の間に入るニナ。
アムロはシャアを、いつニュータイプだと認識したのか?<TV版『機動戦士ガンダム』での相互不理解と「貧しい愛」>
最終話「脱出」において、アムロはシャアに向かって「貴様だってニュータイプだろうに!」と叫ぶ。
はたして、アムロによるシャアのニュータイプ判定の根拠となる場面は一体どこか?調べます。調べた上で考えます。
「帰れる船」としてのホワイトベースとアーガマの対比 <『機動戦士ガンダム』での優しい嘘の共同体>
主人公たちが乗り込み、最終回まで「帰る場所」として存在する母艦。『機動戦士ガンダム』のホワイトベースは最終的に沈んでしまい、『機動戦士Zガンダム』のアーガマは無事生き残ります。
しかし「帰れる船」として考えた場合、この2つの船は興味深い対比を見ることができるのです。
モビルスーツ・ガンダムは宇宙に命を流して、宇宙に流れた命を見つける <アムロの父テム・レイと彼がつくった兵器“ガンダム”による救済と鎮魂>
アムロの父テム・レイはガンダムの開発者であり、第一話でコロニーに空いた穴に吸い込まれ、宇宙に投げ出されます。彼が作ったガンダムと、息子アムロによって。
TVシリーズ『機動戦士ガンダム』でのテムを追いながら、彼がつくった兵器“ガンダム”による救済と鎮魂を考えます。
顔のない無人ロボットが演じるシンボリックなアクション<『レディ・プレイヤー1』でのガンダム登場と『機動戦士ガンダム』のラストシューティング考>
映画『レディ・プレイヤー1』でのガンダム登場とその登場ポーズをきっかけに、『機動戦士ガンダム』においてもっとも象徴的なアクション「ラストシューティング」について考えます。
基準(物差し)となるキャラクターから考える物語<『スラムダンク』『キャプテン翼』『機動戦士ガンダム』のパワーバランスとキャラクターの格>
マンガやアニメにおいて、「強さ」とは相対的なもので絶対的なものではありません。キャラクター間のバランスや関係性こそが重要になってきます。この記事では『スラムダンク』『キャプテン翼』『機動戦士ガンダム』での基準やバランスについてあれこれ考えています。特に『機動戦士ガンダム』という意味では、初期と終盤での強さの意味合いが変化していることに注目します。
『機動戦士Ζガンダム』
サイコな彼女とガンダムな僕。出会いは拡散メガ粒子砲<キャラクターとしてのモビルスーツ>
ガンダムMk2はなぜ初代ガンダムのように強くないの?
主役ロボット「ガンダム」の意味は?たびたび登場する巨大モビルアーマーは一体何なの?
架空のロボット兵器である「モビルスーツ」は、フィクション上のキャラクターです。そのキャラクターとしての表現や魅力について考えてみる記事です。
カミーユにMk2を譲れと迫る、ベルトーチカの必然 <『Zガンダム』と『エルガイム』の主人公たち>
一般的に嫌われたり、うざがられたりすることが多いキャラクター、ベルトーチカ・イルマ。
彼女の最大の仕事は、カミーユに対して「アムロにガンダムMk2を譲れ」と迫ったことだと、私は思っています。
好き嫌いは別として、彼女が果たした役割と「機動戦士ガンダムの主人公」について考えてみる記事です。エルガイムネタもあるよ。
シンデレラ・カミーユは、地球で過去と対峙する<『機動戦士Zガンダム』挿入歌「銀色ドレス」とフォウ・ムラサメとの出会い>
挿入歌「銀色ドレス」の歌詞の意味とは? 曲名の意味とは?
またそこから、フォウとカミーユの対比。そして、なぜカミーユとフォウは別れるしかなかったのか。
曲の紹介、歌詞の考察にとどまらず、カミーユとフォウを掘り下げた記事で、個人的には気に入っています。おすすめします。
フォウ・ムラサメが三度死んだとき、ロザミアはようやく兄を見つける。<『機動戦士Zガンダム』「ロザミアの中で」でのカミーユの絶望>
「永遠のフォウ」は耐えられるが、「ロザミアの中で」は耐えられない。
それはなぜなのか。フォウ・ムラサメが三度死ぬとはどういうことなのか?
「ロザミアの中で」におけるカミーユの絶望とは何なのか?
この記事も個人的にはうまく書けたと気に入っています。みんなも絶望しよう。
「帰れる船」としてのホワイトベースとアーガマの対比 <『機動戦士ガンダム』での優しい嘘の共同体>
「ロザミアの中で」を通過したカミーユは最終決戦に挑み、そしてその魂はアーガマに帰ってこない。ホワイトベースとアーガマは何が決定的に違うのか?
カイ・シデンは人が神様になれることを信じるか <ガンダムUC『獅子の帰還』と、人が世界を変えるための正攻法の話>
ガンダムUC『獅子の帰還』という小説を話のきっかけにしていますが、この作品自体には興味がなく、私の興味はカイ・シデンとシャア・アズナブルにありますので、結局『機動戦士Zガンダム』でのカイ・シデンとシャア(クワトロ)の話をしています。
『機動戦士ガンダムΖΖ』
だから少女は、毎度コントロールされる。<富野アニメ 洗脳少女の系譜>
富野アニメで頻出するモチーフである「洗脳少女」まとめ記事ですが、これはエルピー・プルとプルツーの箇所を書くために書いたようなものです。第28話「リィナの血(後)」ラストは『ZZ』で最も好きで、この回のプルのことが書けて本当によかった。
【2011年記事まとめ】好きあう真似事や傷を舐めあう道化芝居でもいいじゃない。だってにんげんだもの。
年間まとめ記事ですが『ZZ』について色々と。映画『逆襲のシャア』制作決定に伴い『ZZ』のシリーズ構成が変更になり、後半出演するはずだったシャアは『ZZ』に出ないまま作品を去ります。では、あとに残った『ZZ』とはいったいなんなのか。
僕達は分かり合えないから、それを分かり合う。<『機動戦士ガンダム』シャアとハマーンのニュータイプ因果論>
ニュータイプの因果の中心に関わったシャア・アズナブルと、ハマーン・カーンを中心にした話。
基本的にSFガジェットであり、また人によってはニューエイジの影響といわれる「ニュータイプ」だが、結局のところその方面で強化されることはなく、人間ドラマ上の道具でしかなっていない(それが私の好きなところ)。そしてそれはシャア・アズナブルという男のささいな嫉妬から始まり、それがハマーンがカミーユを拒絶する瞬間に結実する。映像の世紀、バタフライエフェクト。
空虚なハマーン・カーンを救うことは可能か<『機動戦士ガンダムZZ』感想戦>
Twitterでの『ZZ』語りを受けて、ツイートしたものを追加・修正した記事。
ハマーン・カーンのキャラクターについてと、彼女を救済する可能性について検討しています。「救済」というものがどういう意味を指すかは、ぜひ記事をご覧ください。
大筋はツイート時と変わっていませんが、かなり加筆・修正(脱線ともいう)して、ブログ記事として仕立て直しています。関連してぜひ読んでほしい、ツイートまとめ、ブログ記事へのリンク付き。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』
『逆襲のシャア』記事はどれも評判も良かったものが多いので、自信をもっておすすめできます。
サザビーのサーベルはνガンダムを切り裂いたか <『逆襲のシャア』 νガンダムvsサザビー戦のルール>
「νガンダムとサザビーはどっちが強いの?」という質問はよく提示されますね。みなさんは、どちらが強いと思いますか?
この問いと「アムロの完全勝利」という実際のフィルム上の結果との関係から、νガンダムvsサザビー戦を考えます。
アムロ・レイが、宇宙世紀の最後にしてくれたこと。<『逆襲のシャア』で起きた【奇跡】>
「ララァ以後」のアムロとシャアの女性観を軸に、『逆襲のシャア』で起こった【奇跡】とはいったい何だったのか?を考えます。
また、この記事を「前編」としたときに、「後編」の気持ちで書いた記事があります。
10年前、世界を救ってくれた子供たちと、日常を守ってくれた大人たちへ<『ぼくらのウォーゲーム!』と『サマーウォーズ』>
直接的な続きではなく、メインの話題は『ぼくらのウォーゲーム!』と『サマーウォーズ』ですが、『逆襲のシャア』のことも言及していますのでよろしければどうぞ。
落ちるアクシズ、右から見るか?左から見るか?<『逆襲のシャア』にみる『映像の原則』>
『映像の原則 改訂版』発売記念の応援記事。2つの小惑星およびサザビーとνガンダムの戦いを「上手・下手」の原則で解説します。
「画面構成がこうだから、ここはこういう場面なんです」という画面ありきの読み解きではなく、「こういう物語構成だから、映像を流れにしたときにこの画面構成が選ばれた」という記事になるようにこころがけました。
キャプチャや構成図など最も労力がかかりましたが、富野アニメ記事で最も多くのブックマーク数をいただいたのでその甲斐はありましたし、応援記事としての目的も達せられたと思います。
サイコな彼女とガンダムな僕。出会いは拡散メガ粒子砲<キャラクターとしてのモビルスーツ>
『Zガンダム』の話が中心ですが最後に「アムロとシャアの子供」としてのνガンダムという機体の話。
『機動戦士ガンダムF91』
光る風の中、聞こえてくる「ETERNAL WIND」(のイントロ)<VR元年と機動戦士ガンダムF91「宇宙でセシリー探しゲーム」>
VR(仮想現実)で宇宙漂流してるセシリー見つけるゲームやりたいね、という話。
これ自体はしょうもない妄想なんだけど、亜手さん(@ate507)による、F91劇場公開版と完全版の差異の引用がこの記事の価値。
モビルスーツ・ガンダムは宇宙に命を流して、宇宙に流れた命を見つける <アムロの父テム・レイと彼がつくった兵器“ガンダム”による救済と鎮魂>
アムロの父テム・レイが話の中心なのですが、後半に『F91』の話も入ってきます。
『機動戦士Vガンダム』
【ガンダム三大悪女】 カテジナ・ルース裁判
「宇宙世紀三大悪女」と呼ばれるガンダムの女性キャラクターたち。カテジナやニナについて。
本放送でVを見ていたとき、最終回「天使たちの昇天」で、カテジナを死なせてしまうのかどうかを、ドキドキしながら見守っていたことを恐らく私は一生忘れない。
かなり初期に書いたものなので、かなり拙いですね。またカテジナに対する視線も現在ではかなり変わっているので、本放送当時から抱えてきたものを吐き出さざるを得なかった当時の雰囲気を察して読んで頂けるとありがたいです。
『∀ガンダム』
なぜ『タイタニック』は世界中の海を渡れたのか<富野由悠季と映画『タイタニック』にみる「大きな物語」>
富野監督が公開当時、何度も言及していた映画『タイタニック』について。
記事タイトルに『∀ガンダム』と入っていませんが、『∀ガンダム』を語る上でははずすことができない、エピソード0に相当する話題になっています。
惑星の午後、僕らはキスをして、月は僕らを見なかった。<『∀ガンダム』最終話「黄金の秋」より>
『∀ガンダム』最終話エピローグ、その中のさらに、ロランとソシエの「別れのキス」に関するエントリ。
記事中でこんなに、キス、キス、書くのはもう二度と無いと思う。
いただいた反応などを見て面白かったのは「ガンダム素人には『∀ガンダム』は面白くない」「序盤がタルい」あたりでしょうか。両方共、私の印象とは真逆。
あとは「自分の解釈と違う」というご意見もあったのだけど、解釈論にしかならないパートの言及は意図的に排除してるつもりです。
『∀ガンダム』から見える「物語の景色」<「黄金の秋」補遺拾遺>
上の『∀ガンダム』記事の補遺拾遺として、いくつかのこぼれ話や連想などを集めたもの。
主なトピックは、「ディアナ妊娠説」、「ディアナ=キエル 入れ替わり完全犯罪」、「ハイム家の恐ろしさ」などです。
「MOON」から「月の繭」へ 菅野よう子から井荻麟へ <『∀ガンダム』が第1話から最終回までに獲得したもの>
『∀ガンダム』ラストシーンを彩る名曲「月の繭」をテーマに、同じモチーフの名曲「MOON」との関係や、タイトルの「月の繭」とは何を指すのか、など、スリルとショックとサイエンスに満ちたエントリです。いやサイエンスには満ちてないな。
わがままはディアナの罪、それを許さないのはみんなの罪 <『∀ガンダム』第44話 「敵、新たなり」のミドガルド、女王に救いを求めて走ること>
『∀ガンダム』に登場するパンダ目暗殺おじさんことミーム・ミドガルドを掘り下げたという世にも珍しい記事。実際のところ、本編は第44話のレビューが終わったあとの余談にあります。
『∀ガンダム』の後半または結末について、「ギム・ギンガナムにすべての責任を押し付けて物語を収束させた」とか「ディアナの御威光ですべてが上手くいく都合の良い展開」といったような見方もしくは批判がありますが、考えるべきはそこでは無いというのが私の意見です。
『伝説巨神イデオン』
※単独記事なし。
『戦闘メカ ザブングル』
惑星ゾラで生きるための、たったひとつのルール。<"異世界もの"としての戦闘メカ ザブングル>
『ザブングル』の舞台、惑星ゾラには「三日限りの掟」という、ひとつのルールがあります。
「三日の掟、泥棒、殺人、あらゆる犯罪は三日逃げ切れば全て免罪」という単純なルールですが、これが提示されたことで、惑星ゾラはすばらしい異世界となりました。
『ザブングル』を知らなくても、作品舞台としての「異世界」づくり、という意味でいろいろと考えてみるのも面白いと思います。
ブルーストーン経済によるシビリアンコントロール<『戦闘メカ ザブングル』惑星ゾラ開発史>
『ザブングル』の舞台である「惑星ゾラ」が、ロボットアニメの物語世界として出来上がるまでを、富野監督の手記を元に追いかけます。分かりやすくするために図を入れてあります。
『ザブングル』に興味がなくても、物語創作や、それに関連する世界構築に興味がある方なら、楽しんでいただける内容ではないかと思います。
ジロン・アモスの持論に基づくダブルスタンダード<『戦闘メカ ザブングル』のイノセント・ワールド>
上のブルーストーン経済記事の続編というか、補遺拾遺のような記事。
主人公ジロンは三日限りの掟を破るのと同時に、都合よく掟を利用している。つまりダブルスタンダード。
そこに単にルールの破壊者ではないジロン・アモスの特異性を見る……いや、これ内容を大分盛ってるな。
実際は、3つぐらいの話に分かれています。
ウォーカーマシンとリアリティのハンドリング <『戦闘メカ ザブングル』が生んだ「フィクションチャイルド」>
『ザブングル』に登場するウォーカーマシンは「ガソリンで動くロボット」で、主役機のザブングルはそれを「ハンドル操作」で動かします。ロボットをガソリンとハンドルで動かすという冗談のような設定は、冗談以上の意味があるのか?
また、この作品に登場する2つの人類「イノセント」と「シビリアン」の関係について、『風の谷のナウシカ』的な視点とは違う視点を考えます(こじつけます)。
いいか?「いつかつぐなう」で済んだらオキテもイノセントもいらねぇんだよ!<『戦闘メカ ザブングル』ED曲「乾いた大地」の矛盾>
「作詞家・井荻麟の世界」として、富野アニメの曲から歌詞を考察するシリーズ。
『戦闘メカ ザブングル』ED曲「乾いた大地」の歌詞に存在する矛盾から、ジロン達の掟破りの生き方を見出します。
『聖戦士ダンバイン』
なぜショウ・ザマはバイストン・ウェルで眠ってしまったのか <『聖戦士ダンバイン』に見る物語の始め方>
『ダンバイン』第一話の途中で、主人公ショウ・ザマは異世界バイストン・ウェルでぐっすり眠ってしまいました。それだけのことが1年間のTVシリーズに与えた影響とは?
同時に「物語のはじめ方」の難しさをいろいろ考えてみませんか。
【聖戦士急募】バイストン・ウェルで君の夢をかなえよう! <ダンバイン第18話「閃光のガラリア」より>
異世界バイストン・ウェルに召喚されて「聖戦士」に選ばれるには、どうすればいいの?
『ダンバイン』の召喚システムを、召喚とは全く関係のない、非地上人の女騎士ガラリア・ニャムヒーから考えていきます。
ガラリアさんはなぜ、バイストン・ウェルに帰れなかったのか。
【前編】 再びバイストン・ウェルへ 『聖戦士ダンバイン』リビルド(再構築) 【問題提起編】
物語の成立上、いくつかの問題をかかえていた『ダンバイン』。本来あるべきであった幻の『ダンバイン』を想像しつつ、自分なりに再構成(リビルド)してみようという企画。
こちらは前編。『ダンバイン』全体の構成の復習と、考えるべき問題点の確認。
【後編】 因果地平から遠く離れて 『聖戦士ダンバイン』リビルド(再構築) 【再構築編】
こちらは後編。前編での準備を踏まえて、リビルド版『ダンバイン』の構成を考えていきます。
はたして、TV版『ダンバイン』と、どこが同じで、どこが変わっていくのか。
そして最終的に自分でも予想外のところへたどりつく。自分としてはとても楽しい体験でした。
さあ、行こうぜ!「丘の向こう側」へ<『まおゆう魔王勇者』と『聖戦士ダンバイン』の世界干渉>
バイストン・ウェルで遊ぼう。という感じのたまにやる妄想ネタ。
異世界にアメリカ人が5人。天才がふたり、軍人がふたり、さて残るひとりは? <『聖戦士ダンバイン』での地上人 from USA>
タイトルどおり、『聖戦士ダンバイン』に登場する5人のアメリカ人にスポットを当てた記事ですが、それによって日本人ショウ・ザマがどういう存在なのかを考えることになっています。主眼はこちらですね。
そういえば、トカマク・ロブスキーは現ウクライナのハリコフ出身なんですよね……。
『重戦機エルガイム』
カミーユにMk2を譲れと迫る、ベルトーチカの必然 <『Zガンダム』と『エルガイム』の主人公たち>
『エルガイム』という作品は、当時の制作状況などからくる問題を抱える一方で、イロイロと面白い要素を内包しています。あれこれと妄想をめぐらしながら、可能性を検討します。それと同時に「ゆるい世界」であるペンタゴナ・ワールドの価値について。
『ブレンパワード』
※単独記事なし。
『オーバーマン キングゲイナー』
※単独記事なし。
『Gのレコンギスタ』
今よ!レコンギスタドール。再征服の狼煙を上げろ<『ガンダム Gのレコンギスタ』放送枠発表などあれこれ> 
Gレコ放送前の記事。放送前なので事前情報をもとにあれこれ。
『Gレコ』で描かれる新世界と描かれない旧世界 <『ガンダム Gのレコンギスタ』ショート感想集> 
Gレコ放送中の記事。途中までですが、各話のショート感想などなど。
ベルリの前に広がる日本海に『キングゲイナー2』を幻視する <グレートメカニックG「富野由悠季 G-レコを語る」1万字インタビューより> 
Gレコ放送後の記事。放送後の富野インタビューをもとに、あれこれ語るうちに存在しない『キングゲイナー2』を幻視してしまうという、末期患者のような記事。
富野アニメ全般
ファーストガンダムによるアルバム革命<「私の履歴書」富野アニメ体験プロフィール【前編】>
「富野アニメで産湯をつかう」ように、幼少期から順番に富野アニメを見ながら成長した私の、富野アニメ体験プロフィール。この記事も、私の自己紹介代わりですね。
前編は、『機動戦士ガンダムΖΖ』まで。
アムロとシャアの子供たち。<「私の履歴書」富野アニメ体験プロフィール【後編】>
後編は、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』以降。
良かったら、皆さんの富野アニメ体験プロフィールも知りたいと思います。
初めて見た富野アニメは?富野作品と自覚して見るようになったのはいつ?見た順番とそのときの年齢は?など。
多分、ここが分かれば、ガンダム議論を戦わせるより、よっぽど早くその人が分かると思う。
宇宙(そら)で"めぐりあい"を作る方法 <ロボットアニメ戦闘コミュニケーション(メモ)>
富野アニメは、ロボットアニメをしつつ、最大限のコミュニケーション機会をつくって、ドラマを展開させようとするところに大きな特徴があります。私がすばらしいと思っている部分です。
この問題に、ここまで自覚的に取り組んでいる人は、富野由悠季以外にいないと思います。
私にとって富野作品はリアルロボットアニメなどではなく、ドラマロボットアニメです。ドラマティックロマンティックRPGです。
この記事では、富野アニメが戦闘中のコミュニケーションをどう工夫してきたかを作品別にメモしています。
メモ以上に高めたいとは思っているので、そのための準備メモなのですが、いつになるやら。
実はTOMINOSUKI / 富野愛好病のkaito2198さんが、この切り口で語ってくれる予定があるので、そちらを私も楽しみにしています。(と、自分の問題を棚上げしておきます)
だから少女は、毎度コントロールされる。<富野アニメ 洗脳少女の系譜>
富野アニメには、洗脳された女性キャラクターが敵として登場するという、「洗脳少女」のモチーフが繰り返し現れます。こうした「洗脳ヒロイン」たちを作品別に俯瞰してみようという企画。
なぜ戦場へ出る少女は、洗脳されねばならないのか?
富野アニメのゲーム化アイデアメモ
別にゲームをつくるわけではないのですが、物語と世界を考えるのにゲームを使うのは面白いので、アイデアレベルだけいろいろ考えます。そのうちの富野作品やガンダムに関係するゲームネタです。
メビウス(双方全滅)の輪から抜け出せなくて<「富野由悠季シミュレーションゲーム」>
「ガンダムゲーム」ではなく「富野由悠季ゲーム」が考えられないか、というコンセプトで考えたゲーム。
双方全滅と運命づけられた2つの勢力の戦いの中で、何度もリプレイを繰り返しながら全滅の輪廻から逃れるのがゲーム目的。
桜坂洋の小説『All You Need Is Kill』を想像してもらってもいいと思うが、戦闘の勝利も自己の生存も目的ではない。
因果は応報し、運命は輪廻する<愛と幻想の『南極大陸』と『富野由悠季ゲーム』>
「富野由悠季ゲーム」の追加アイデア。運命とエゴに振り回される富野アニメを「因縁」システムで考えてみました。
【政治家】ほど楽しいゲームはない<ガンダムオンラインゲームのアイデアメモ>
ゲームとの関わり方の深さによって、立場を変えて「ガンダム世界」にアプローチできるオンラインゲームのアイデア。同じゲーム世界で、ディープな方はどっぷりと、ライトな方は携帯でそれなりにプレイできる。ポイントは「民主主義」にもとづいた「政治」。
番外・その他
何か特定の富野アニメの話が主体ではないけど、話題としては取り上げているような記事。
飛び降りる宮崎駿vs飛び降りない押井守 <リアリティコントロールの話>
最後のオチに富野監督つかったら、皆さんにいろいろ突っ込まれた。楽しかったけどね。
はてしなく、どうでもいい日々【twitterまとめ】
雑多な記事だが、最後に「宇宙世紀ワイン」ネタと、バイストン・ウェルと『アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー』(マーク・トウェイン)のネタ。
アバターと龍馬伝、ほか3本<はてしなく、どうでもいい日々【twitterまとめ】>
こちらも雑多な記事。映画『アバター』話で少し富野監督の話題。もうひとつは最後に『聖戦士ダンバイン』から、「バイストンウェル・ベースボール・クラシック」ネタ。
オーラもいいけど、野球しようぜ! 線審がショウを呼ぶ! 線審「君、ちょっとこっちに来なさい」
以上が、このブログの富野アニメ関連記事です。
各記事にいただいた、はてなブックマーク数を表示させてありますが、最後にこれを元にした(当ブログの)富野アニメ記事の人気ベスト5を作ってみました。
ブックマーク数が多めの記事は、私もある程度自信を持っておすすめできます。よろしければどうぞご覧ください。
第1位
落ちるアクシズ、右から見るか?左から見るか?<『逆襲のシャア』にみる『映像の原則』>
第2位
惑星の午後、僕らはキスをして、月は僕らを見なかった。<『∀ガンダム』最終話「黄金の秋」より>
第3位
サイコな彼女とガンダムな僕。出会いは拡散メガ粒子砲<キャラクターとしてのモビルスーツ>
第4位
カイ・シデンは人が神様になれることを信じるか <ガンダムUC『獅子の帰還』と、人が世界を変えるための正攻法の話>
第5位
アムロ・レイが、宇宙世紀の最後にしてくれたこと。<『逆襲のシャア』で起きた【奇跡】>
これからも富野アニメの記事は書き続け、ここに追加していくつもりです。
またよしなに。