アラゴネス監督の次回作にご期待下さい!
決勝の前に(感想を書いてない)準決勝からスペインの戦いを振り返ってみましょう。
準決勝
■ロシア 0-3 スペイン
終わってみればスペインの圧勝でした。
試合から日にちが立っているので、記憶が薄れかけているのですが、その中でもいまだ印象に残っていることを。
・イタリア戦で抑え気味だったセルヒオ・ラモスも積極的に上がる。やはり上がってこそラモス。
・セナすばらしい。イタリア戦も(この後の決勝も)すばらしかった。開催前「アルベルダいるんじゃない?」と言ってごめん。めんごめんご。
・ビジャがケガなんて!息子は!息子は決勝には出れるんですか先生!(出れませんでした)
・代わりにセスクが入って「クアトロ・フゴーネス(4人の創造者)」の4-1-4-1へ移行。
・先取点取った後のスペインは無敵だな。パスワークの高さが最大限に発揮される。
・1-0でリードの展開で、早々と3枚のカードを全て切るアラゴネス。ここは後述しよう。
・セスクのダイレクト浮きスルーからグイサが追加点。采配的中。グイサはいい顔をしてるなあ。
・最後にイニエスタからシルバがとどめ。シュートの意識が強かったのに入ってなかったシルバなのでこれはうれしい。
前半はロシアも何とか耐えましたが、先取点を取られて全てが終わった感じですね。
やっぱりチーム地力として、先制されて2-1に逆転する力はないのは確か。オランダ戦のように先取点を取ることこそが勝利の絶対条件だったように思います。
スペインはアラゴネスの交代策のみ語りましょう。
34分 ビジャOUT→セスクIN
69分 シャビOUT→シャビ・アロンソIN
68分 トーレスOUT→グイサIN
セスク投入はビジャのケガのため当然の処置。問題は1-0で迎えた69分に2枚のカードを切ったところです。
1トップで疲労したトーレスを代えるのは分かるのですが、シャビも代えて2つの交代枠を全て使い切るとは。
残り20分あるので同点に追いつかれたら延長→PK戦も考えられます。延長にフレッシュな選手を投入できないし、GKにアクシデントがあっても対処のしようがない。
負けてる側ならなりふりかまわぬ交代策もやむなしですが、リードしてる方が3枚目の「保険」を捨てるのはあまり無いことです。
この交代はね、もう論理的に考えても説明がつけられない。論理的に説明がつかないことをやって成功させた時、それを「マジック」というんじゃないかな。
「マジック」といえば、ヒディングの代名詞だけど、ヒディングのストーリー(と言うのがふさわしい)は論理的に納得できることが多い。
でもアラゴネスのこの交代は分からない。少なくとも私には分からない。
結果的に成功したので、その理由は後付けで色々つけられるけど、あからさまにリスクがあったギャンブルだった。勝負勘が働いたとしか思えない。
しかしリスクを背負ったギャンブルが成功するのを見るのは何とも快感だ。
世界はそれを「マジック」と呼ぶんだぜ。(サンボマスター)
決勝
■ドイツ0-1スペイン
そして決勝。「勝ったことない無敵艦隊」の汚名を返上しましたね。
・ビジャがいないので、スペインは「クアトロ・フゴーネス(4人の創造者)」の4-1-4-1。
・セルヒオ・ラモスはこの試合もすばらしい運動量。やはり高い位置にいないと面白くない。
・セナも同じくすばらしい。そりゃアランとプロストも謝るわ。ほんとごめんなさい。
・トーレスは速いな。元々ドイツのセンターバックコンビはスピードに難があるので、試合を通じて、てんてこまいマイマインド。
・得点シーンはそのセンターバックではなくラームも振り切って。すてき。抱いて!生んでやる!生みまくってやる!あなたを殺して私も死ぬ!
・この日もアラゴネスは、リードしてるのに、シャビとシルバ下げて、トーレス下げてグイサ投入。3つの交代枠を使い切る。分からん。分かった。この爺さんこういう人なんだ。
・投入したシャビ・アロンソ、カソルラ、グイサは効果的に効いてました。シャビ・アロンソは途中交代ばかりだけど全て良かった。
・80分すぎ、カソルラのすばらしいクロスからグイサはヘッドで折り返しを選択。しかしセナは惜しくも間に合わない。
・グイサは自分で決めれたかも知れないけど、ここでセナが決めたら、影のMVPが最後を締めるいい展開になったろう。グイサあんたええ人や。
・それにしてもスペインのディフェンスがこんなにゆるくないのは初めて見たような。プジョルのアンドレ(ザ・ジャイアント)ぶりも頼もしい。後半になって汗だくになるとアンドレカンドレ感が増すよね
ということでスペインの優勝です。44年ぶりとのこと。
アラゴネス爺はこのまま死ぬんじゃないでしょうか。それほど神がかってました。
優勝の瞬間。ベンチから飛び出す選手達。しかしなぜかアラゴネス監督は腕組みして座ったまま動かない。横にいるコーチも感極まって監督と握手しようとするが、なぜか腕組みのまま手を差し出さないアラゴネス。
「優勝ですよ監督!交代枠を使い切った時はどうなるかと思いましたが、やりましたね監督!………監督?…監督?…か、か、監督ー!」(バリバリバリバリ、バリバリロケンロール)
一方のドイツは最後まで何かやってくるような国ですが、この試合に限っては何かが起きる予感が全くしませんでした。スペインは最後まで前線からのプレスも効いて、苦し紛れのパワープレイすらさせませんでしたね。
シュバインシュタイガーも決勝ではダメでしたね。
必殺のシュバインシュタイガーショットも不発。
「喰らえスペイン、これが俺のネオシュバインシュタイガーショットだーっ!」
「あーっと、キーパーカシージャス君、軽々とワンハンドキャーッチ!」
「な、なにィーッ!」
あれですよ。きっとユニフォームの袖をまくってなかったからダメだったんですよ。
守備的なリスクはあっても何かやってくれるかも知れない(そしてトルコ戦で実際やってくれた)ラームを早々と下げてしまったレーブ監督の采配は、そういう意味ではアラゴネスと正反対でした。
でもアラゴネス爺が名将でレーブ監督がそうじゃない、とか単純にそういう問題でもないよね多分。でも結果を出したのはアラゴネス。結果論なんだよ。結果論は正義で結果イズパワーなんだもん。爺はやることなすことうまくいって結果出したんだから仕方ないよね。
スペインの何がいいって、2010年のワールドカップもこのままいけることですよ。
「クアトロ・フゴーネス」を中心に、トーレス、ビジャ、セルヒオ・ラモス、カシージャス。みんなまだまだ若い。
ユーロで終わりじゃない。夢はまだまだ続く。

全ての国家 全ての選手 全ての試合結果を消し ───そして私も消えよう。
皆様いかがお過ごしですか?
宇宙の法則が乱れる!(挨拶)
■ユーロ2008準々決勝
ポルトガル 2-3 ドイツ
クロアチア 1-1 トルコ (PK戦でトルコ勝利)
オランダ 1-3 ロシア
ユーロ2008準々決勝は驚くべきことに、ここまで全てグループ2位チームが勝利。
そして全て私が勝ってほしかった方が敗れ去っています。
どどど、どういうこと?ねえ?どういうことなの?私何か悪いことした?
(宇宙の法則の乱れは心の乱れ。動揺しています。)
スペイン vs イタリア
この上、残る1試合でスペインが負けてしまったら、私のユーロは完全に終わります。
全ての国家 全ての選手 全ての試合結果を消し そして私も消えるよ!
↑これFF5のネオエクスデスのセリフですが、他の存在の有無に関わらず自分が消えたらそれでしまいなのに、道連れで全部消し去ってしまうとこにエクスデス様のやけっぷりが出てていいですね(でも今の私ならそのお心十分お察しできますよ)。
■ポルトガル 2-3 ドイツ
放送無かったので見てませんが、ハイライト見る限りドイツの1点目はすばらしかったですね。あんたら南葛黄金コンビか。
ポルトガルは優勝できるとは思ってませんでしたが、もう少し楽しませて欲しかった。
クリロナもリーグ、CLのような活躍はさすがにできませんでしたね。でもバロンドールあげます。
■クロアチア 1-1 トルコ (PK戦でトルコ勝利)
トルコは完全に今大会でのラスト5秒の逆転ファイターキャラを確立しましたね。これで3試合連続の逆転勝利です。
クロアチアは本当に残念でした。クラスニッチもがんばってました。彼にはウィガン移籍の噂があるそうですが、ウィガンならCL出れるブレーメンでいいのに。
■オランダ 1-3 ロシア
予選リーグでのオランダを絶賛してきたわけですが、この試合に限ってはスコア通りです。 ロシアの方がグッドチームでした。完全に負け。
ノックアウト方式の決勝トーナメントということもあって、オランダは予選と違いかなり慎重にゲームに入りました。
これ自体は妥当なのですが、この妥当な選択が結果的には悪いほうへ働いた感じです。
予選のオランダは最初からトップギアで先制点を奪い、リードされて前がかりで攻めに来る相手に対しさらにカウンターで2点目、3点目を狙うという、サッカーにおける先制点をとったチームの優位性をこれ以上ないほど生かしていました。
慎重にゲームに入ろうが先制点が奪えれば良かったんでしょうが、サイド攻撃が全く機能しない上、あろうことか後半に先制点を奪われました。
こうなるとこれまで自分達が利用していた先制点の優位性と戦うことになります。が、ギアがトップに上がらない。
交代枠もペルシーはいいとして、ブラルーズ→ヘイティンガは恐らく想定外。その後のエンゲラール→アフェライは驚いた。ロッベンはケガ?
早めに3枚切ったものの事態は好転せず、延長ではオランダは全然動けてませんでした。
結局、これまでのオランダらしさを見せることは出来ず、逆に相手側ロシアに自分達がやってきたことをそのまま返されました。
そのロシアは勝利に値するすばらしいチームでした。
フィニッシュワークとディフェンスラインには人材的な不足感はありましたが、組織としては本当にすばらしい。
鬼のようなプレスとフリーランニングの質と量。ペナルティエリア内に6人飛び込むような飛び出し。
エースのアルシャビンは本当にいい選手ですね。男前だし。エンゲラールからボールを奪ってのカウンターからのシュート、2点目の絶妙なクロスによるアシスト、止めを刺すスローインからの3点目のゴールと獅子奮迅。
延長で1点とったあとのロシアは自信に満ち溢れてました。あそこで完全に自分達が上だと感じたんじゃないですかね。もう1点取ってとどめ刺す気まんまん日曜日でした。
(つまりリードした1点を守るより、もう1点取ったほうが手っ取り早いと思えるほどのパワーバランスだった)
あとはロシアの監督ヒディングに触れないわけにはいかないでしょうね。
ロシアの監督に就任した際は正直「なんでヒディングほどの人が?物好きな」と思いました。ごめんなさい。謝ります。ここまですばらしいチームを作り上げるとは。
ロシアの延長で2点獲るような運動量と攻撃的なメンタルはヒディングの影響が大きいんだろうと思います。
ヒディングのプランに「0対0の状況が続いたとき、あせるのはうちじゃなくてオランダの仕事だ。そしてその時がうちのチャンスだ」という基本線があった気がします。
そうだとすると慎重にゲームに入ったオランダはヒディングの思う壺だったのかな。結果論としては格上として序盤から押せ押せでいけば良かったような気がするね。今までのオランダらしく。
オランダの英雄クライフ曰く「勝つときは多少汚くても良いが、負けるときは美しく。」ですがオランダが負けるときは常にオランダらしくないので、そうなりようが無い気がしますね。
それにしてもヒディングを監督に自国開催のワールドカップを戦えた韓国がうらやましい。
W杯4位という結果がうらやましいのではなく、国としてのサッカーの理想形がヒディングによって作られたことが心底うらやましい。
韓国の理想は攻撃的なサッカーで最高の結果を残した日韓W杯のサッカーで、それは国民全体のコンセンサスになっているはず。
ヒディングの後の代表監督は国民が求める理想のサッカーと戦わなければならない。国民の望まないサッカーをする監督には国民がノーと言うだろう。
それは1回のW杯のものだけでなく、今後何十年追い求めることが出来る貴重な財産だ。
日本にはサッカー協会にも国民全体にも絶望するほどそれがない。
あとは無敵艦隊スペインに希望を託します。
マリオのスターぐらい無敵時間が短い無敵艦隊(予選しかもたない)なので心配しすぎて、胸がはりさけブラが破れ恥ずかし乙女なのです。
グループC(死)の2試合連続放送。イタリアvsルーマニア、オランダvsフランス。
イタリア 1-1 ルーマニア (uefa.com)
イタリアは同点で終われて御の字の試合。
なんせブッフォンが、ルーマニアの踊るマハラジャことムトゥのPK止めた上での引き分けですからね。
ザンブロッタのミスからムトゥに先制されて、パヌっち(というと、小学生の時のあだなみたいでいいですね)のゴールで同点。
その後、何とか流れを変えようと、御坊茶魔風にいうと「この流れをどげんかせんといかんとぶわぁい!」と交代策取るものの、あまり効果なし。
うーん。やっぱり今のイタリア代表はかなり見劣りするなあ。勝ち点1で迎えるはフランスとの最終戦。
オランダ 4-1 フランス (uefa.com)
えれえ!ファン・バステンえれえ!
オランダはメンバー変更なしの4-2-3-1。
後半開始時に、あまりにひどい出来だったDHエンゲラールをさっと見切ったのも偉いが、代わりに入れたのがWGロッベンなのが偉い。
ロッベンは左サイドへ。中盤はスナイデルとファンデルファールトのCHに、アンカーのデ・ヨングの3センターという感じか?
1点リードしているオランダだが、DHに変えてウイングを入れて、攻め勝ちを狙ってきた。オランダ的メンタリティでは当たり前のことをちゃんとやってきた。ファンバステン見直したよ(ワールドカップの時、最後ひどかったからね)。
後半さらに右カイトOUTで、ファン・ペルシーIN。これでオランダの"両翼"が揃ったと思ったら、ファン見捨てるBOYことニステルローイのルーレットパスから、早速ロッベンのクロスからロビンスペシャル。ファン・ペルシーのゴールで2-0。ファンを見捨てなかったね。
突破口の見えないフランスだったが、サニョルのクロスを走りこんだアンリが軌道をわずかに変えるだけのアンリらしいおしゃれタッチでゴール。2-1とした。
反撃の狼煙?いやいや圧巻はこの直後。
アンリのゴールから1分後、ロッベンのゴール炸裂。3-1とすぐさま2点差に戻す。アンリのゴールを1分もたたずに無に!ピッチに座り込むアンリ。
もうこの場面はあまりにあっけなさすぎて、おかしくておかしくてもう笑うしかなかったよ!ゲラゲラ笑ったよ!カプカプ笑ったよ!(クラムボン)
極めつけは終了間際のスナイデルのミドル。もう、やりたい放題入れ放題、水谷豊熱中時代ですよ。嵐を巻き起こしてたよ。
後半エンゲラール下げてロッベン入れた、ファンバステンは素直にえらいよ。リードしてる方が先に、しかも異なるポジションの選手を入れ替えてゲームを活性化させたというのがね。
オランダはこれで1位通過決定。今のところはずれ試合全くなし!すばらしい。夢のような独占女の90分。ザ・マジックアワーでした。
決勝トーナメントでオランダ見る機会があればぜひ見てみるのをオススメします。
勝ち点1同士のイタリアvsフランスの第3戦は死闘になるでしょうが、対オランダ戦を見る限り、正直どっちゃでもよくなってきました。。
結婚詐欺師ルカ・トニが勝つか、自動車泥棒リベリが勝つかだけのこと(全て偏見と面白がりに基づいたイメージ)。これはもうスピード社の水着を着た方が勝つね(予言)。
いっそ、2つが共倒れしてルーマニアがモンテビデオしてもかまわない。
……モンテビデオ?
来た!見た!勝った!
ニュースのハイライトなどでご存知の人も多いでしょうから、ニュースに出ないところを中心に。
■スタメン、フォーメーション
・イタリアは一対一最強のセンターバック、カンナバーロがケガ。
・オランダは一対一最強のウイング、ロッベンがケガ。
・すなわちお互いに最強の盾と矛なし!
・イタリアは、リッピから続く4-3-3。オランダ風。
・中盤の3はミラントリオ。前線は、中央トニ、左ディ・ナターレ、右カモラネージ。
・オランダは、4-2-3-1。3は、左からスナイデル、ファン・デル・ファールト、カイト。トップはファン見捨てるBOY。
■試合展開
・スナイデルとジオ(ファン・ブロンクホルスト)はピンコ立ち(絶好調)。ファン・デル・ファールトも。
・オランダ1点目は完全にオフサイド。イタリアは不運。
※追記 パヌッチがピッチの外で倒れていたからオフサイドでは無かったようです。そういえば倒れていましたね。
・でも完全にオランダの流れだったので、風向きの上ではもうしょうがないと思う。
・この後ぐらい?でマテラッツィがケガ?で下がる。イタリアはこれで金銀なし。
・オランダ2点目は、多分ニュースではスナイデルのシュートしかやらないが、すごいのはジオ。
・ジオは、コーナーキックをゴールマウス内でクリアーしてからオーバーラップし、最終的に敵陣奥から逆サイドのカイトへクロスを上げている。ピッチの端から端まで走ってる。すばらしい。
・2点とられて前半終了。後半はイタリアが本気で攻め込む面白い展開。
・デルピエロ、カッサーノも入って、さすがに後半はイタリアペース。(この時間帯に1点取れなかったのが痛い)
・オランダ3点目は、前がかりのイタリアへのカウンターからまたもやカイト→ジオ。
・イタリアは、1点を取られるリスクを犯して1点を取りに行ったので、その賭けに負けたのは仕方ない。
・オランダ最後はファン・ペルシー。さらにアフェライまで入れる余裕っぷり。
■感想
・オランダは大変すばらしかった。ピンコ立ち選手が多かったよ。
・特に、4-2-3-1の3に、スナイデル、ファン・デル・ファールト、カイトが並んでいたのが大きい。
・3人共、守備が出来て、運動量も豊富。前線からプレスがよくかかっていた。
・オランダの伝統的には両翼にロッベン、ペルシのような純粋なウイング入れるのがスタンダードだけど、守備との兼ね合いを考えると、この3枚は非常にバランスがいい。
・苦肉の策での布陣かも知れませんが、十分利に適ってました。右がペルシでなくカイトだったのも守備とのバランスのためだと思います。
・逆にウイングは、勝ってるときのボールキープ、負けてる時の現状打開用の決戦兵器として取っておく方がいいと思えるな。
・オランダの2ボランチはちょっと物足りなかったが、守備の役割に徹するということなんでしょう。
・サッカー界のマコーレー・カルキンこと、ファン・デル・サールもバキバキのピンコ立ちでした。ピルロのFKセーブはお見事。
・ちなみに「ブッフォンが3点とられた?」と思うかも知れないが、ブッフォン自身のミスはほぼ無い。ただこれはもうどうしようもない。
・イタリアは、オランダとは逆に前線の3人の連携がイマイチでしたね。デルピエロはもっと早く入れて良かったのでは。
・ルカ・トニは、結婚詐欺師みたいですばらしいですね。バラの花束を常に持っていて欲しい。正真正銘の伊達男、金持ちでなく、そう見せようとしているやり手の結婚詐欺師だと思う(褒めています)。
・イタリアは、ピッポを連れて来なかったことを後悔するがいい。
(4-3-3だと使いにくいんでしょうが)
以上です、編集長。
個人的にはグループCでは、オランダ、フランスに抜けて欲しいので、このオランダの出来は満足。
イタリアはカンナバーロなんかもいないので悪いけど、このぐらいのサッカーしか見せてくれないなら予選敗退もやむなしではないでしょうか。
交代策も何ら打開になってないし、2006W杯監督のリッピは偉大だったんだと改めて痛感しました。
でも間違いなく今のところのベストゲームでしょう。
多分フランスvsイタリアはこんな感じにはならないでしょうし。
あと昨日のグループBでは、クロアチア、ドイツ勝利。
今大会ではクロアチアを応援するつもりなので素直にうれしい。
あと、分かってたけどドイツはやっぱ来るね(全く応援しないけど)。
組み合わせにも恵まれてるし、かなり上まで来るでしょう。それでこそドイツ。