巻き込まれフォールドきた!
そろそろと言われ続けてきましたが、ついに来ましたね。
まー、そのせいで前回登場したブリタイ、エキセドル、カムジン(もどき)も一瞬で蒸発したようですが、気にしない。気にしない!気にしない!
わからんちんどもは、とっちめちんしたらいいんだよ。
それが当たり前!当たり前!当たり前!(肉の小西←ミスター味っ子)
ブリタイ→オゴタイ、カムジン→テムジン (エキセドルは耶律楚材?)
戦闘種族ゼントラーディをモンゴル騎馬民族に例えてるのはちょっと面白いな。
これ初代マクロスの時にすでにそういうイメージでネーミングされてたんだろうか。
モンゴル帝国の猛攻にさらされた国々は、国で一番きゃわゆい女の子にアイドルソング歌わせて、デカルチャーさせれば良かったんだね。日本もきっと元寇のときに北条時宗が、日本一の歌姫に歌わせたおかげでモンゴル船団が壊滅したに違いないよ。歴史には残っていないけど!
見終わったあと、マクロスF仲間の友人と話す。
友人曰く「ランカちゃんは全然(心に)こないね」
思わず同意してしまいました。君もか。私もこないんだ。デカルチャー回路が故障してるのかな。
前回、vsシェリル戦で初めて勝利するという、言わばランカの見せ場だったんだけど、私ら全然ダメでした。超時空シンデレラらしいんだけど。松本隆作詞らしいんだけど。
いや悪いわけじゃないんですよ。曲も画(キラッ☆含め)も、うまいことやってると思うけどこない。なんでエレクチオンしないのーっ!と、自尊心とラブライフを取り戻さないといけないんでしょうかね。
今後、私らED患者もゼントラーディのように、ランカちゃんのステージでデカルチャーする日は来るんでしょうか。
かといって別にシェリル派でもないしなあ。というかマクロスFの曲で心にクリティカルヒットしたのがいまだに無いんだよね。
今のとこ一番良かったのは「インフィニティ」でしょうか。前半の戦闘ヤマ場回(第7話「ファースト・アタック」)で使われたもの。映像込みで(少し快楽が足らないけど)
いつまで見れるのか分からんけど貼っておこう。
マクロスF挿入歌 - インフィニティ
マクロスFの戦闘シーンはクオリティの高いCGですが毎回戦闘シーンというわけにはさすがに行かず、このような戦闘は数話に1回です。
この割り切りは結構すごくて。
ファーストガンダムのTVシリーズなんかはおもちゃ売らないといけないから、申し訳程度でもきっちりとガンダムが出てザク倒すシーン入れるのですが、マクロスFはバルキリー出ない回は完全に出ません。
でも当然その間もCGパートの作業は止まっているわけではないので、コメディ回やドラマ回で時間稼ぎしてもらっている間に戦闘シーンを制作しているわけです。
つまり「クオリティの低い戦闘を毎回」より、「クオリティの高い戦闘を数話に1回」を選択しているわけですね。
だからコメディ回なんかを見てると、2回分溜めたし次の回あたりが「戦闘回」か?と判断できて面白いですよ。
マクロスFは別におもちゃ売るのがメインでもないので、個人的には今のローテーションの組み方でいいと思います。戦闘シーンは戦闘回に固めた方がいい。DVD収録時に満足できる戦闘回が1回は入るバランスでいいんじゃないでしょうか。
この割り切り自体はすばらしいんだけど、唯一にして最大の欠点は、マクロスFのコメディ回、ドラマ回が基本的に面白くないということだな。
特にひどいと感じたのは、シェリルが転校してきた回(第8話「ハイスクール・クイーン」)。シェリルノーパン回と言った方が早いようなコメディ回なのに何も面白くない。
脚本というか、特に演出レベルで良くない気がします。
私はターンAガンダムの「貴婦人修行」が大好きなロボットアニメのコメディ回大好きっ子なので、コメディ回が下手なのは残念ですね。
こういう日常パートが面白かったら、うまく戦闘回とのローテーションが組めるのに。
ちなみに過去のマクロスネタ全部入りにしてるマクロスFですが、マクロスプラスだけはまだ出てきてない(と思う。何か出ました?)。プラス好きの私らとしては出して欲しいのですが、楽曲は菅野さん的に出したくないとかあるんでしょうか。
そしたら前述の友人曰く「きっとそのうちアルトが竜鳥飛びやるよ」
あー、確かにね。それはありかも。今のとこ必殺「歌舞伎飛び」しかやってないけどね。
「マクロスF」は第1話見てないのですが、第2話見て初代マクロスへのオマージュというか、リフレインが大変多かったことに興味を持ちました。
「ガンダム」だとファースト要素を意図的に盛り込むようなことを良くやってるんですが「マクロス」はそういうのあんまり無かったんですよね。
これは「マクロス」が「戦闘機(バルキリー)」「歌」「三角関係」の3つのお題で作られているからかな。このマクロス三原則さえ満たせばマクロスなので、あまり世界観やキャラクターなどの地続き観は問われない。
「マクロスF」は恐らく初めて本格的に「ファーストマクロス」(「マクロスF」の存在でこう呼ばれるようになるんだろうか)を下敷きにした作品だと思う。
「マクロスF」のマクロス三原則は以下になるだろうか。
・戦闘機(バルキリー)→新型バルキリー
・歌→菅野よう子
・三角関係→パイロット、トップアイドル、アイドル候補生
バルキリーは新しいの出てきたけど特に今のところ目新しいのはなし。この要素をバトルパート全般と捉えれば、CGバトルシーンということになるけど、かなりがんばってます。板野さんは別作品の監督やってますので参加してませんが。
歌(音楽)は菅野よう子担当。「マクロスF」の制作が「アクエリオン」のサテライトなので、菅野よう子に期待されているのは「マクロスプラス」ではなく「アクエリオン」的なヒットなんじゃないかな、という印象を受けましたが、今の所そこまでインパクトのある曲は無い感じです。ライブシーンがあった第1話見てませんが。
今回の三角関係は、パイロット(主人公)とトップアイドル、アイドルに憧れる女の子、が中心になるみたいです。マクロスでは恋愛だけでなく、大枠の構造でも銀河の三角関係だったりするのですが、今のところ他の三角関係は良く分からない。
ここまで「マクロスF」の紹介と前置き。ここから第4話「ミス・マクロス」の感想。
第4話「ミス・マクロス」
・アイドルに憧れる女の子がミスマクロスコンテストに出場する話。
・ファーストでも同タイトルの回があり、ミンメイがミスマクロスで優勝してアイドルへなるきっかけになった。
・第4話で「ミス・マクロス」。ファーストでは確か第8話だったかな。早い。すばらしい。
・コンテストで女の子が歌うのが「私の彼はパイロット」。曲紹介によると「伝説の曲」扱い。
・一方その頃、主人公のパイロットはミスマクロス見に行きたかったけど、バルキリーで戦闘中(これもファーストと全く同じ構成)。
・赤いクァドラン・ロー登場。ファーストでは敵のエース、ミリアの機体。今回は味方機として登場。
・歌詞「大きなハートが重ねて2つ」を、バルキリーの飛ぶ軌跡でハートをつくってシンクロ。うまい。
・女の子はミスマクロス優勝しませんでした。これはちょっとしたサプライズ。ここは、はずしてきたか。
・赤いクァドランのパイロットはやっぱりメルトランディでした。その後の掛け合いを見る限りメガネの二枚目とくっつくか。(マックス×ミリア路線)
話の全体の構成はかなり忠実にファースト「ミス・マクロス」に沿ったもの。
優勝しなかったところが大きく違う。何か別の方法でデビューするということでしょうね。
ファースト要素を小ネタでなく全体構成まで取り入れながら、オチの部分はきちんと変えたりするのはうまいですね。
この回見て、これは信用していいんじゃないかなと感じました。
ここまでファーストの構成を取り入れていると、今後予想される展開も色々ありますね。
・「パインサラダ」(ロイ・フォッカーが戦死する回)。女の子の兄がフォッカー。これはそのまま戦死するかも。
・戦死といえば柿崎。あの後輩が柿崎ポジションでしょうか。いや、まあ、でもあれは死にそうにない。
・敵が宇宙怪獣みたいな感じ。今のとこコミュニケーション取れる敵では無い。
・なので歌が決戦兵器になるというマクロスの伝統をどう扱うのかよく分からない。「マクロスプラス」では敵がいないので洗脳兵器になっていたけども。
・主人公が梨園(歌舞伎界)出身というネタはどう生かされるんでしょうか。ここはちょっと疑問。
不安点は敵の設定でしょうね。カルチャーショックネタはもう使えませんし。
敵をコミュニケーション取れない存在にしてしまうことで敵側の描写をオミットしてしまうというのは「トップをねらえ!」を見ても作劇的にありだと思うのですが、「マクロス」は歌があるからなあ。
コミュニケーション取れない相手に歌が効くというのは弱いよね。敵に働きかけるんじゃなくて味方の支援魔法みたいだったらいいのかも。
銀河の三角関係作るために、怪獣の上位存在とか、別の勢力とか出てくるかも知れませんけどね。
敵と歌の使い方によってはまだ分かりませんが今のところ「マクロスF」は面白いことやってると思います。
初代「マクロス」を見てる人間には色々興味深いのですが、見てない人や若い人にどう受け止められてるんでしょうね。